【古民家再生日記 着工21日目】外壁工事 3日目
着工21日目。本日は土曜日。週6日勤務の最終日です。ホワイトカラーの企業に勤めていれば、本日から8月16日まで9連休です。しかし、建設現場にお盆休みなど、ある訳がありません(笑) 納期最優先。少しでも作業を進められるなら現場に入ります。
とは言え、毎週土曜日の勤務は身体にこたえます。この6日間の肉体的疲労が蓄積されている、と感じます。あと、どうしても会社員時代の習慣が抜けきれず、「土曜日=休み」という風に身体が勝手にインプットしているようです。金曜日の夜は「今週もやり終えた」という開放感が勝手にやってきます。しかし『探偵!ナイトスクープ』を見て、眠りにつく前に「よく考えたら明日も仕事か!?」と気づきます。なので土曜日の朝はまぁまぁ辛いです(笑)
しかし現場に到着すると、不思議と憂鬱感も疲労感もどこかに行きます。本日も「左官」チームに合流。外壁を「解体」して行きます。本日は南側の外壁。

この南側の壁面、この古民家では唯一で日当たりがとても良いエリアです。生活空間として日当たりがとても良いエリアがあるのは有難いのですが、現場作業で日当たりが良すぎるのは最悪(笑) しかも作業した時間は午前9時から14時。日光を直に受け続けながらの作業となりました。

室外の作業は本当に体力を奪います。わずか4時間程度の室外作業でしたが、いつもの倍は疲れました。これまでの職種は当たり前のように空調の効いた室内で仕事をすることが多かったのですが、私がその快適な労働環境で仕事をしている間も、暑い日、寒い日に関わらず、室外で仕事をされている方は確かにいたはずです。名前すら知らない「誰か」の話です。
会社員時代は気にもとめた事は無かった「誰か」の話ですが、自分が室外で作業をしてみて、体力限界まで自分を追い込んで、汗にまみれて働いてみると、その「誰か」の事に思いを巡らしてしまうものです。もちろん今は敬意を感じます。デスクワークの会社員にはきっとできない仕事です。生産性も高い。話が飛躍しすぎかもしれませんが、その「誰か」が今の世の中を支えているようにすら感じます。
まぁ、ホワイトカラーの企業に勤めていて9連休真っ最中の会社員さんから見れば、私も今はその「誰か」なのですが(笑)
話をリノベーションに戻しましょう。外壁の「解体」作業も3日間で無事に目標範囲を完了。東側と南側の2面を「解体」し終えました。廃棄したコンクリートと木材の総重量は約5トン。

古民家のリノベーションは「建てる」より「棄てる」にお金と時間がかかります(笑)
今週のブログは2班に別れての作業がほとんどだったので「棄てる」の作業についてばかり言及していましたが、もちろん「建てる」も順調です。ここからは「大工」さんの領域。先日に1階から2階まで外壁ごと崩落した東側の増築スペースの再建作業がほぼ完成しました。

シロアリに喰われて、支柱や梁が壊れていたエリアだっだので不安で仕方なかったのですが、このエリアは全木材が新品。しかも硬くて丈夫な木材を優先的に使用。この箇所だけ、新築特有の木材の心地よい匂いがします(笑)
「大工」さんはこのエリアを再建するために述べで5日間を要しました。私は別班だったのであまり観察も関与もできなかったのですが、本当に大変な作業だったようです。「大工」さんの仕事っぷりには感謝しかありませんし、頭が上がりません。
彼らの技術がこの崩壊寸前の古民家を支えているを感じています。もちろん今の世の中も。
