1. HOME
  2. ブログ
  3. 【古民家再生日記 着工20日目】外壁工事 2日目

【古民家再生日記 着工20日目】外壁工事 2日目

工事もいよいよ20日目。この物件、接道する道路からドアのところから少しだけ内観が見えるのですが、近隣住民の方々もこの物件のリノベーションに興味を持っていただけているようで、「ちょっとずつ出来上がってきてるやん」という風にお声がけいただくこともあります(笑) ありがたいことです。しかし「大工」さん曰く「まだまだ完成までの道のりは長い」とのことです(笑)

今日は前日に引き続きで「大工」チームと「左官」チームの2チーム編成、と思っていたのですが「ガス」屋さんも合流。「床板も壁も完成していないのにガス屋さん?」と思っていたのですが、「ガス」の配管は地面を通るので、床板や壁が完成する前に下準備がしたいとのことです。

私は「ガス」屋さんとは別班だったのであまり作業は観察できなかったのですが、「ガス」の配管は本当に地面を通るのですね(笑) 現場に到着早々でかなり深い穴を掘っていたので、何が始まるのだろう?と思っていたのですが、仕上がりを見たら、綺麗にガス管が通っていました。

「ガス」屋さんの下準備は昼過ぎには完了。また台所や風呂場が完成したら、再度で現場に来ていただけるようです。数多の専門業者さんがこの古民家に訪れていただいているのですが、どの業者様も作業の手際が良くて驚きます。そして皆さん、友好的です(笑) 当たり前ですが、横柄な態度の方にはお会いしたことがありません。色々な業者様が協力し合って、建物を建てているということを感じることができます。

「ガス」屋さんが精魂を込めて配管してくれた「ガス」菅です。次にお会いするタイミングまで傷つけたり汚したりしないように注意深く作業しようと思います(笑)

私はと言うと本日も「左官」チームに合流。昨日に作業を完了できなかった東側の外壁を「解体」します。

外壁はヒビだらけで湿度の高いエリアなので簡単に「解体」できそうと思ってしまいそうなのですが、この外壁を「解体」するのは本当に骨が折れます。写真ではわからないですが、この外壁は分厚く、そして…

高所作業、さらに作業スペースも狭いので集中力と体力を消耗します。「大工」さんとも話していたのですが、「大工」は大なり小なりで怪我はつきものの仕事です。軽い怪我なら良いものの、高所作業中に転落して仕事が出来なくなった方も数多いるようです。しかも「大工」さんは個人事業主の方が多く、負傷での労働保険が適用されないケースが多いようです。「大工」という仕事は身体が資本の仕事なのは理解できますが、その過酷さと厳しさは想像以上です。8時間の労働時間で気が抜ける瞬間はほとんどありません。

負傷の心配もしなくて良いし、生活の心配をしなくて良いサラリーマン時代とは全く違うルールの異世界に来ているようです。ただこの「緊張感」はクセになりそうです。仕事が終わると自分は「生きている」と感じることができます。この古民家のリノベーションが終われば、私が危険な現場で働くことはもうないでしょう。あと延べで30日間程度しか工事現場には関われませんが、いつかこの日々を恋しく思うかもしれません。

話を外壁の「解体」に戻しましょう。炎天下の厳しい環境での作業でしたが、無事に工程を完了。

炎天下でなければ、高所作業でなければ、作業スペースがもっとあれば、もっと大胆に作業すれば、作業ペースは更に上げられると思いますが、そんな無理な指示は誰からも出ません。いつも声がけされることは「給水、安全、ゆっくり」です。仕事より身体の方がよほど重要ですから。

会社員時代は納期に追われて、上司に詰められながら不眠不休で72時間連続で働くこともザラでした(納期に追われるときはだいたい上司のミスが絡むので余計に最悪でした)。そう考えると、「大工」という仕事の方が身体的には危険な仕事ですが「健康的」ですね(笑)