【古民家再生日記 着工24日目】水道工事が始まりました
着工24日目。本日も晴天。神戸市の最高気温は35℃。家から現場までの徒歩10分間で、もうTシャツは汗でビショビショになるくらいの猛暑です。現場に到着した時には疲労困憊。今日も過酷な1日が始まります。
本日から「水道」屋さんが現場に合流しました。1階の床板を完成させる前に排水管を設置するためです。この古民家、解体してみてわかったのですが、所々で排水管から水漏れを起こしていました。もちろん排水管は地面の下を通っているので大きな問題にはならないのですが、建物にとっては決して良いことではありません。もちろん今回のリノベーションでは出来るだけ排水管に負担がかからないように工夫した設計が施されています。

排水管の設置など、今まで現場に立ち会ったことがなかったので想像がつかなかったのですが、単純に地面に穴を掘って、そこに配管を通すのですね(笑) 「ガス」屋さんと同じ作業です。
炎天下の中の穴掘り。「水道」屋さんの疲弊具合は遠くから見ていても伝わってきました。地獄だったと思います(笑) 世間はお盆休みなのに無理を言って現場に合流していただいている訳なので、本当に感謝しかありません。

毎年、ニュースなどで「猛暑」という言葉をよく耳にしますが、サラリーマンをしていると「猛暑」と言われても、あまり実感はありません。空調の効いた室内作業をしていると、身体も精神もどうしても気温に対して鈍くなります。朝一番の涼しい時間に出勤して、帰りは夜ですから、太陽の光を浴びる時間はわずかです。心から「暑い」と感じた夏はしばらく経験したことがありませんでした。
しかし、この建設現場は空調もないですし、太陽から逃げることは絶対にできません。「大工」さんにとってTシャツ型の不規則な日焼け跡は「しっかり労働している」という勲章です(笑)
現場は本当に「暑い」です。「大工」さんの口癖も「暑い」です。私も精神的に限界まできて、ふとした瞬間に「暑い」という言葉が口から出るようになりました。今年が「猛暑」なのかどうかはわかりませんが、2020年のこの夏の暑さを私は生涯、忘れないと思います。
話をリノベーションに戻しましょう。さすがに「水道」屋さんの作業は1日では完了しませんので、続きは盆休み明けになります。
「大工」チームはと言うと、本日も「造作」作業。昨日に引き続きで2階の床下を剥がしていきます。

再利用できる木材はそのまま使って、強度の弱い箇所は「補強」作業を施します。

私は1階で作業することが多いのですが、床板を剥がした状態の1階から2階を眺めると、本当に格好良い光景が目の前に広がります。何より開放感がすごい。新築では味わえない古風な渋み。こういう景色を見るたびに「この物件に出会えて良かった」と強く感じますし、より完成が楽しみになります。
本日も順調に工程を消化。私は明日からは3日間のお盆休みです。「大工」さんたちはというと3日間のうち2日間はお休みだそうですが、1日はこれまで使用した「工具」のメンテナンスをするそうです。
忘れていたのですが、今回のリノベーションで使用している「工具」もこの1ヶ月間、「猛暑」の中で一緒に働いてきた仲間です。本当は私も「工具」のメンテナンスのお手伝いをしたかったのですが、役に立ちそうになかったので「大工」さんに断られました(泣)
お盆休み中に彼らのために私が出来ることはありませんが、せめて盆休み明けに「工具」を使うときは今まで以上に丁寧に扱うことを心に誓うのでした。
