【古民家再生日記 着工35日目】引き続きで室内の壁面造作。
着工35日目。金曜日。普段なら疲れがピークで身体が動かないくらい疲弊しているのですが、今日は身体の筋肉痛はそれほどありません。昨日は久しぶりの室内作業でしかも1日中、「造作」作業が続いたのでほとんど筋肉を使わなかったので一晩を眠って身体が回復したようです。しかし、あまり良く眠れませんでした。前日の細かい「造作」作業が頭の中に残っていて、「1mm右」とか「2mm左」のような集中力を要する作業が夜になってから気になってしまいました(笑) 作業の流れで「大丈夫です!ぴったりです」と威勢良く答えていましたが、ほとんどが目算ですので「少しずれてたかも」と眠る前に不安になってしまったのです(笑)
慣れない作業や初めての作業の後は高揚感もあるのですが、同時に不安感も襲ってくるものです。歳を重ねると何事に対しても高揚感は感じにくくなります。おそらく、それは過去に経験したことがあるからです。同時に不安感も現実的なものになります。おそらく、それは過去に解決したことがあるからです。同じような毎日を過ごすと、どうしても人間は歳を重ねると鈍感になりますから。
鈍感になることが決して悪いこととは思いません。それも積み重ねれば「落ち着き」とか「威厳」「熟練」に変わりますから。「1mm、ネジがずれたかも?」で夜も眠れなくなるようでは、私には関係ない話ですが(笑)

本日も昨日に引き続きで室内の壁面「造作」が続きます。誤差1mm以内の集中力を要する作業です。昨日みたいに「また失敗したらどうしよう」と言う不安感もあったのですが、今日は少しは現場の役に立てたと思います。
成果はどうであれ、前日に作業を一通りで経験すると経験値や情報量が身体に自然と蓄積されていくのですね。今日は作業全体の工程や流れを把握しながら作業に挑めたのが大きいです。誤差1mm以内の集中力と言っても、それは全体の工程からしたら、1つの要素でしかありません。重要なのは誤差1mm以内で木材を組み立てることではなく、工程全体の成果です。木を見て森を見ず。昨日の私は全体を見渡す視点が欠落していました。

今日の私はメンタル的に余裕がある、と言うのは一緒に作業している「大工」さんから見ても感じ取れたと思います。その効果もあってか、今日は「大工」さんから「この箇所は任せた」と言った風に完全に私が「大工」の仕事を一人で任せられる時間が長かったです。もちろん、誤差も1mm以内でやり遂げました(笑) このブログでも度々で書いているのですが、完全素人の私に仕事を一人で任される状況が一番、ありがたいです。そして「信頼」を感じる事が出来ますし、今後も「信頼」を勝ち取っていかなくてはいけません。

最初は廃棄物を運搬したり、軽作業しか参加させてもらえませんでしたが、やっと「大工」さんの仕事の一部を任せてもらえるようにまでなりました。リノベーションの力になりたくて、この現場に参加したので最低でもここまではたどり着きたいと、着工初日から考えていたことです。まだまだ実力不足ですが、工事が終わるまでまだ1ヶ月はあります。まだ私に学ぶ余地と時間があります。この現場が終わるまでには「大工」さんたちの領域に少しでも近づけるようになりたいです。
あと昨日に出来なかった事が今日に出来るようになるというのは、単純に高揚感を感じるものですね。今日は不安なこともなく、高揚感を抱いたまま、安らかに眠れそうです(笑) 作業はとても順調。良き一日でした。
