【古民家再生日記 着工39日目】古民家を襲った突然の大雨
着工39日目。朝に起きた時から身体の重さを感じます。月曜日と火曜日で2日連続で室外での高所作業だったので、そのダメージが残っています。本日は水曜日です。まだ1週間の半分も過ぎていませんが、身体はもう1週間を働ききったくらい消耗しています(笑) 少しでも気温が下がれば状況が改善するのですが…と思っていた矢先に今日は奇跡が起きました。
朝の30分だけ、ちょうど良い量の雨が降りました。継続的に雨が降ると作業に影響が出るので困るのですが、作業開始30分前に少しだけ降る雨は大歓迎です(笑) 気温が一気に下がりました。古民家に心地よい風が通ります。おそらく世の中的にはちょうど通勤時間帯くらいだったので迷惑な通り雨だったと思うのですが、我々にとっては「恵みの雨」となりました。本日も快調に作業開始です。
本日の私は「大工」チームに合流。久しぶりの室内の「造作」作業です。

地味な作業ではありますが、着実に作業は進んでいます。写真は1階の南側の書斎スペースです。私は2階で作業する時間が長いので、1階の進捗状況を把握していなかったのですが、かなり仕上がってきました。まだまだ数多の工程を残しているので完成までは程遠いのですが、これだけでも十分すぎるくらい感動を覚えます。

そして昼過ぎくらいから「屋根」屋さんが合流。昨日に完了しなかった軒天屋根の仕上げ作業に入ります。

私は「大工」チームに合流していたので、作業はあまり観察できなかったのですが、順調に完了していたようで軒天屋根に綺麗にカラーベストがひかれていました。

せっかく古民家をリノベーションするのだから「屋根」は昔ながらの瓦が格好良いと最初は思っていたのですが、今回の工事ではカラーベストを選択しました。瓦は見た目が格好良いのですが、重量が重く、今回のような構造が古い建物では耐震補強という観点から相応わしくないと言う結論に至りました。その点、カラーベストは比較的で軽い素材なので建物にかかる負担を軽減できるようです。現代ではカラーベストが建築工事では主流で「屋根」に瓦を葺く建物は減少傾向にあるらしいです。こうやって現場に参加させてもらえることで勉強することがいっぱいです。

作業も順調だった14時頃、神戸市を激しい通り雨が襲いました。1時間11.5mmの大雨です。「屋根」屋さんは慌てて避難。作業は一時中断です。先ほどまでの晴天が嘘のような急な大雨で、近隣の住宅には洗濯物が干したままの家も多く見受けられました(泣)

そして、この大雨の被害を受けたのはこの古民家も同じ。ここ数日の「屋根」での「造作」作業で下地や板金を部分的に剥がしたので、その箇所から大量の雨漏りが発生しました(泣) 1階は何も問題ないのですが、2階からは計3箇所の雨漏りを確認しました。先日にせっかく綺麗に貼った床板が一瞬でずぶ濡れになってしまいました。

激しすぎる豪雨のため、「屋根」に登って補修作業をすることも出来ず、バケツで水漏れを防ぎます。この古典的な手法ではバケツはすぐに一杯になるので細かく誰かが排水しなければいけません。幸いにも、この大雨は1時間程度で通りすぎたので、被害は最小限に食い止められたのですが、これが台風だったり1日中で続く雨だったら大惨事だったと思います。
人間は天災に抗う事はきっと出来ません。びしょびしょになった床板や壁の下地を片付けている時はとても無力感を感じました。これ以上の降雨はご勘弁を願いたい……と思っている今日の夜から2日間は雨の天気予報です(泣) 運がありませんが仕方ありません。明日からは「大工」の仕事をしながら、「バケツの水を捨てる」という最重要ミッションもこなさなければいけません(笑)
つい先日、「大工」さんはこれから工期が間に合うかどうかは「天気次第」の面もある、とおっしゃっていたのですが、その意味を少しだけ理解しました。
「出勤前の30分だけ雨が降って欲しい」なんて自分勝手なことを考えていた今日の朝の自分が恥ずかしいです(笑) 前言撤回。ここから1ヶ月の間はできるだけ雨が降らないで欲しいです。
本日の作業もまずます順調に終了。歩いて帰る道はまだ少し雨で濡れていました。いつもより涼しくて心地よい風が吹く帰り道。つい数分前までは「雨のせいで…」なんて考えていましたが、雨に濡れた平野の街も風流があります(写真は撮り忘れましたが)。
