1. HOME
  2. ブログ
  3. 【古民家再生日記 着工9日目】見えない箇所に宿る「匠」の技術

【古民家再生日記 着工9日目】見えない箇所に宿る「匠」の技術

着工9日目。天気は久し振りの雨。なかなか明けない梅雨に作業が遅れてしまわないか?とドキドキしながらも、ギラギラの夏の太陽の下で作業するより、これくらい雨が降っていた方が身体的には楽です。

現場に入って今日で2週間。身体の痛みや張りは少しづつ解消されつつあり、身体・精神ともに「大工」仕様に変化してきたと思います。

現場は前日に引き続きで「補強」作業。前日は私は別班だったので「補強」作業には参加できなかったので、今日こそはと意気揚々と出勤したのですが……残念ながら今日も別班での作業。与えられた任務は雨の中の「クーラーの取り外し」でした(笑)

「クーラーの取り外しをやっといて」と軽い感じでお願いされたのですが、よくよく考えると、そんな経験は人生でしたことも無いですし、これからもそんな機会は無いでしょう。「やっときます」と答えたものの、そんなノウハウが私にあるはずもなく、どうすべきかと思っていたのですが、自分でも驚くべきことなのですが、この数日の経験を応用すれば、それほど難しくなく「クーラーの取り外し」が出来るように自分自身がアップデートされていました(笑) 外注すれば、1万円くらい必要な作業です。しかし機材さえあれば、小一時間くらいで出来るのですね(写真を撮るのを忘れたのですが)

「クーラーの取り外し」の後は「トイレの配管の解体(これは写真を撮っておいたのですが掲載は控えておきます)」。これも難なくクリア。全くの素人だった私も少しは現場で役に立つようになってきた。これはいける、と思いながら午後は「補強」作業に合流したのですが、ここから先は「匠」の世界。「大工」という仕事の奥深さを思い知ることになりました。

建物のどの部分が強度が弱いかを瞬時に判断し、そこに必要な処置をする。ただし、強度が「弱い箇所」を「補強」するために、別の箇所を一時的に「補強」して建物の倒壊を防ぐ。そして「弱い箇所」を「補強」する。それが終われば、一時的に「補強」していた箇所は木材を取り外す。この繰り返し。

「大工」さんが作業した箇所は、明らかに建物の強度が上がっているのが目に見えるので本当に感動します。

15cmしかなかった「梁」の下に21cmの「木材」が追加される無敵感。

15cmの「梁」と21cmの「木材」を繋ぐ金具の強固さ。この部分は建物が完成した際は天井で隠れてしまうので決して誰の目に触れることは無いのですが、こういった細部に「匠」の技術が凝縮されているのですね。恐れ入りました。

午後から合流した「補強」作業なのですが、素人の私は全く役に立たず。荷物の受け渡しくらいしかできませんでした。ただ、その作業を自分の目で見る事ができただけでも刺激的でしたし、とても勉強になりました。

何とか来週以降の「補強」作業ではもう少しは役立てるように日曜日はしっかり身体を休めたいと思います。