1. HOME
  2. ブログ
  3. 【古民家再生日記 着工19日目】外壁工事が始まりました

【古民家再生日記 着工19日目】外壁工事が始まりました

着工19日目。今日も清々しいほどの晴天。今日から3日間連続で「左官」屋さんが現場に合流します。なので現場も今日から2チーム編成。「左官」チームと「補強」作業チームで作業が行われます。私は「左官」チーム。今日から「左官」屋さんは外壁の「解体」作業を開始するので、私もそれに合流します。

今日は建物の東側の外壁を「解体」します。このエリアの外壁は湿度が高い場所なので劣化が激しく、お世辞にも見た目は心地よいものとは言えず、薄気味悪さが漂っていました。「足場」も組んでいるので作業スペースは幅60cm程度。快適な労働環境とは言えない状況でした。さらにこの外壁の「解体」を困難にしたのは…

…外壁の分厚さ。普通は壁は建物の下地に外壁用のコンクリート素材を2層か3層を塗る程度が一般的らしいのですが、この物件の外壁は5層構造以上の分厚いサイズになっていました。

金槌で殴っても殴ってもビクともしない外壁。「左官」屋さん曰く「こんな分厚い外壁は見たことない」らしいです(笑) 作業スペースが狭いので大きな機材は使えません。ただひたすらに金槌で殴り続けます。しかも高所作業ですので「足場」は不安定。

午前中の作業で高さ5メートル×横幅3メートル程度の面積しか「解体」できなかったのですが、身体はボロボロ。特に手首と足首に強い負荷を感じました。慣れない作業で普段に使っていない筋肉を酷使すると、すぐに疲労がたまります。明日以降の筋肉痛が心配です(笑)

「解体」したら作業終了、だったらありがたいのですが、外壁からコンクリートを剥がすという事は、その分量だけ廃棄物が発生します。

地面に落ちたコンクリートの廃棄物をまた金槌で細かく砕いて、土のう袋に詰め込みます。炎天下の中、作業をしながら頭をよぎったのは漫画『MAJOR -メジャー-』で海堂高校に入学した茂野吾郎が夢島での合宿で2時間、地面にスコップを使って穴を掘り続ける、というトレーニングでした。

私もただひたすらにコンクリートをスコップですくい袋に詰め込みます。茂野吾郎は2時間のトレーニングでしたが、私もきっちり2時間、それを続けました(笑) 廃棄したコンクリートを詰めた土のう袋はトラック1台を埋め尽くす量でした。(写真には写っていませんがこの2倍の量の土のう袋を廃棄しました)

茂野吾郎は夢島での合宿の後、肉体改造に成功して球速150km/hのジャイロボールを習得します。球速150km/hのジャイロボールは投げられないけど、私もこの1ヶ月の労働で肉体の変化を実感しています。

今回の建設工事に参加するにあたり、私はスタッフの皆様の足を引っ張るのは嫌だったので、着工前から自宅で筋力トレーニングをして、しっかり身体を仕上げてから現場に参加したつもりだったのですが、今となっては準備は十分ではなかったと後悔しています。単純に筋力トレーニングでつけた筋肉と労働でつけた筋肉ではきっと使い勝手が違うのですね。毎日、今まで使った事のない筋肉が痛いです(笑) 逆に「大工」さん達は体格は私より小さく感じるのですが、労働のためのパワーや筋力が段違いです。しかも、あまり疲れている様子もないので燃費もすごく良さそうです。

昨今の「筋トレ」ブームも決して否定はしないのですが、効率よく肉体を改造したいのなら、1ヶ月くらい工事現場で働いた方が効果を実感できると思います(笑)

話を「解体」作業の話に戻します。本日に「解体」が完了した箇所は高さ5メートル×横幅3メートル程度の面積です。それを大人2人が丸1日をかけて行った作業です。この古民家、面積が広いんです。「左官」屋さん曰く「作業完了まで延べで7日間くらいはかかる」とのこと。

想像するだけで恐ろしいのですが、7日間もこの「解体」作業を続けたら私の肉体が完全に変わりそうです。古民家のリノベーションが完了した時には茂野吾郎のような球速150km/hのジャイロボールが投げられるようになっているかもしれません(笑)