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【古民家再生日記 着工33日目】壁面工事が完了しました

着工33日目。水曜日。夏の暑さのピークは先週までだったようで、今週はかすかに涼しくなったように感じます。最高気温が38℃だった先週と比べると今週は36℃くらいらしいです。たった2℃の差ですが、室外作業をしているものとしては助かります。

本日も前日に続き、外壁に板材を貼り付けていきます。この作業も先週の土曜日から始まったので今日で4日目です。「解体」した壁面に下地となる木材を貼り付けるとうい作業なのですが、壁面に板材を単純に貼り付けるわけではありません。板材の下に格子状の木材を貼り付けて強度を高めなければいけません。

「解体」した壁面は決して水平な訳ではないので、一箇所づつ水平レベルを確認して微調整を繰り返します。この作業がむちゃくちゃ大変でした。「リノベーションより新築の方が簡単だし安い」という「大工」さんの言葉の意味を思い知ります。古い建物はどうしても劣化するので水平や垂直バランスを計算するのに本当に苦労します。苦労した調整した結果でバランスが改善する訳でもないので余計に大変です。この建物は築70年以上。建物は明確に傾いています。「大工」さんも100%の改善というより最善手を尽くしてくれている、という作業です。

今回のリノベーションの中でも難易度の高い作業でしたが…

…無事に壁面に板材を貼り終えました。大変な作業でしたが開始から完了まで私も作業に関われたので、板材を貼り終えた壁面を眺めた時には感動を覚えました。ここから「左官」作業を終えて壁面が完成するのですが、「左官」屋さんが仕事しやすくなるような良い壁が作れたと思います(笑)

このリノベーション工事、色々な業者さんが関わって成り立っている、というのはこのブログでも常々で紹介させていただいているのですが、「大工」さんだけで完結する作業や「左官」屋さんだけで完結する作業は未だに見たことがありません。「大工」さんが下地を作り「左官」屋さんが仕上げたり、その逆も然り。今回の壁面作業も「足場」屋さんが「足場」を組んで「左官」屋さんが壁を「解体」して、「大工」さんが下地を作り、最後は「左官」屋さんが仕上げる、という述べ4セクションが関わって、やっと作業が完了します。

そして、その作業をそれぞれ観察していると、「後で○○が上手いこと作業してくれるから、そこは適当で良い」という姿勢で仕事をされているスタッフの方はいません。全員が「次の○○が作業しやすいように」という姿勢で、その工程に向き合われています。

それは関わっている業者さんとの関係性や作業している人のプロ意識によるので一概には言えないのですが、会社員時代はあまり丁寧に仕事しすぎると上司から「それは○○に外注するから適当で良い。金払ってるんだから○○にやらせろ」という指示を受ける事も少なくなかったです(笑)

「大工」さんたちの自分でベストな作業をした上で「次の○○が作業しやすいように」という姿勢。この現場を楽しめている理由の1つでもあります。学ぶべきことが多いです。

外壁の板材を貼り終えたので明日からいよいよ室内の壁面の造作が始まります。「大工」という仕事は同じ毎日を繰り返すことはありません。本当に飽きることのない仕事です。

そして、この2週間はずっと炎天下の中で室外、そして高所の作業だったので身体的にはもうボロボロです。明日から室内で作業できると思うと少しだけ心が楽になります(笑)