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【古民家再生日記 着工56日目】外壁左官工事が完了しました

着工56日目。世間は4連休の最終日。火曜日ですが「秋分の日」なので世間は祝日です。私は祝日という事は意識せずに「普通の火曜日」として出勤しているつもりなのですが、街全体から漂う “連休感” は拭い去れません。心なしか街の人通りが少なかったです。なるべく考えないようにはしているのですが「周りの人々が休んでいる時に自分が働いている」という事に不公平を感じてしまうのは悪い癖ですね(笑)

ブラック企業によくありがちな「休日も働ける事を幸せだと思え」みたいなポジティブな社畜思考にはなれませんが、「この現場で働けることは幸運」だとは常に思っているので、祝日も現場に向かう事には何の不満もありません。むしろ建築現場に参加する、というこんな貴重な経験が出来るのもあと数日です。1日1日を集中して過ごさなければなりません。

本日も私は「左官」チームに合流。今日はこの建物で一番、面積の広い西側の大壁にモルタルを塗っていきます。この壁にモルタルを塗りきれば、外壁の「左官」作業は完了です。明日以降は天気予報は雨の予報なので、どうしても本日中に作業をやり切らなければなりません。

この壁は私が「解体」して、下地の造作にもフルで関わった壁なので、少しだけ思入れがあります(笑)

この壁、面積は広いのですが壁の中に障害物が少なかったので作業は順調に完了。水平レベルもバッチリ整った美しい壁が完成しました。この外壁は奥まった場所にあるので、あまり人目につかないのが残念です。

これで外壁の「左官」作業はほぼ完了です。来週に「塗装」屋さんにモルタルの上に塗料を塗ってもらえれば外壁は完成です。

あと「屋根」の改修作業の流れで隣接する民家の壁を補修したので、それを隠すために「左官」作業を行いました。久しぶりに「屋根」に上がったのですが、夕方の日差しと風が気持ちよくて、自分が今、仕事をしているということを少しだけ忘れてしまいました(笑)

「屋根」の上で少しだけ佇んでいると、ふっとあの映画を思い出します。無実の罪で刑務所に収容された男が刑務所を脱走する映画です。その映画の中で刑務所の「屋根」を塗り替える仕事中に主人公は看守の資産を有効活用してあげるかわりに仲間にビールの差し入れを要求する場面があるのですが、そのシーンで飲んでいるビールが本当に美味しそうなのです(笑)

もちろん、私は仕事中なのでビールは飲めませんし、ここは刑務所じゃないし、私は囚人ではない。もちろん元銀行員でもない。「屋根」の上から眺める空はショーシャンクではなく神戸です(笑) ただ、その短い間に私は確かに「自由」を感じていました。

そして、「屋根」の上で佇んでいると私は「希望」も感じました。

映画のラスト、主人公のアンディが友人のレッドに送った手紙の一節「Hope is a good thing, maybe the best of things, and no good thing ever dies(希望はいいものだよ、たぶん最高のものだ。いいものは決して滅びない)」。私も完全に同意します。