2022年 新年のご挨拶

皆様、新年明けましておめでとうございます。

旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
地域の方々の暖かいご支援、たくさんのお客様との出逢い支えられ、心より感謝申し上げます。

昨年は12月24日に無事、2021年の営業を終了することができました。
2021年は新型コロナウィルスによる影響で難局に直面する状況が続き、当店でも臨時休業や時短営業により、お客様には多大なご迷惑をおかけしました。
1年間の内、3ヶ月も営業できない時間があると、運営している私たちにとっても消化不良な気持ちも少しはあります。
しかしながら、兵庫県から「休業要請」が指示されている以上、私たちは従う以外の選択肢はありませんし、もちろん、その決定に何の不満もありません。
こういう困難な時期だからこそ「休む」ということで、地域や国に貢献できるのであればと、遠慮なく、お休みをいただきました(笑)

今回の決定に関して「行政が悪い」や「コロナが悪い」など、誰かを攻める気持ちもありません。
この誰も経験したことがない非常事態に行政の方は可能な限りの仕事をされていると思いますし、新型コロナウィルスの事を「憎い」と思ったこともありません。
新型コロナウィルスもきっと「自分たちの生命を維持する」という目的のために感染や変異を繰り返しているだけで、それは我々人類とほぼ同じのように感じています。
たまたま人類と共存が難しく、敵対することとなり世間では「コロナを倒せ」という風潮になっていますが、少し違和感を感じているのが正直なところです。

地震や水害など自然災害の後、新たな生活様式やイノベーションが発生することは今までの歴史が証明しています。
しかしながら、新型コロナウィルスで亡くなった方やそれが原因で困難に直面している方を想えば、とても心苦しく思います。近い将来、この新型コロナウィルスのよる非常事態が完全に終息？した際には社会がより進化している事を願います。

そして、お客様から休業期間中に発生した「兵庫県新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」についてよく質問されることが多かったのですが、この協力金は当店でも申請させていただきました。
家族だけで運営している小さな店で「売上以上の協力金を得ることは怪しからん事」とお客様からもお叱りを受けたこともありますし、実際に私たちも同じことを感じております。

この協力金は客観的に見ても「フェア」なものではないと思います。
小さな規模で開店して間もない当店がこの協力金を申請すべきかどうかも悩みましたが、「この協力金は社会に有意義な形で還元すれば良い」という結論に至り、恥ずかしながら「兵庫県新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金」を申請させていただきました。

ですから今回の協力金は必ず、地域や社会に還元できる形で使わせていただきます。
第1弾として「店舗前の私道の整備」を計画しています。

以前から地域住民の方から店舗前の私道が土なので「雨が降った際に不便」だとお話を伺っていました。
この件は私たちも不便に感じていましたし、お客様から指摘をいただいたこともありました。
「いつかは店舗前の私道を舗装したい」と考えていましたが、この機会に私たちで出資・整備をさせていただければと思っております。
発注予定の工務店様とも打ち合わせを終えて、現在に進行中ですので、2022年の夏までには改めて、また「良い報告」が出来ればと考えております。

その他にも今回の協力金を活用して、地域の皆様に還元できる事を計画していますので、どうかご容赦ください。
なので、「飲食店バブル」のような言葉をよく聞きますが、私たちは高級車や高級時計を買ったり、急に旅行に行ったりするような事はなく、相変わらずで質素倹約の日々を過ごしています(笑)

話は変わって、2021年の最後は大掃除で締めくくり。

毎月1回は必ず大掃除をしているので、汚れ自体はあまり多くないのですが、今回は一年間の「感謝」を込めて丁寧に磨き上げました。

店舗スペースは12畳くらいで面積は広くないのですが、本気で掃除をし始めたら色々と気になる箇所が多くなり、2人で12時間かけて2021年の大掃除を終えました。

店舗が清潔になると、早くお客様を迎え入れたくなるものです。
……ですが、当店は少し長い正月休みをいただいておりますので、2022年の営業は1月11日(火)からとなります。

世間では新たな新型コロナウィルスの変異株が流行の兆しを見せ、まだまだ不安な日々が続きますが、どうか本年もご贔屓のほどをよろしくお願いいたします。