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【ラグビー観戦記】2023.4.23 ジャパンラグビー リーグワン 2023 第16節 コベルコ神戸スティーラーズ vs 横浜キャノンイーグルスを観戦しました

ジャパンラグビー リーグワン 2023 第16節 コベルコ神戸スティーラーズ vs 横浜キャノンイーグルス

私は大学生活を神戸で過ごしたので、その縁もあって神戸市で今現在は暮らしているのですが、出身は大阪府で東大阪市出身です。
東大阪市は工業地帯と有名なエリアですが、その他にも有名なものがあって、それは「ラグビー」です。東大阪市にはラグビー専用のスタジアム「花園ラグビー場」があるので、街全体がラグビーを盛り上げよう、という雰囲気がありました。
私たちが学生の頃は「花園ラグビー場」で開催される「全国高等学校選抜ラグビーフットボール大会」は東大阪市の学校に通っているという理由で無料で観戦することが可能でした。
冬休みになると工業地帯を通り抜けて、よく自転車で「花園ラグビー場」に通って高校ラグビーを観戦したものです。
その他にも「花園ラグビー場」で開催される社会人リーグ(現ジャパンリーグワン)は都合よく、無料招待券が手に入るので観戦に行っていました。
当時に社会人リーグ(現ジャパンリーグワン)で無双の強さを誇っていたのが、神戸製鋼ラグビー部(現コベルコ神戸スティーラーズ)でした。
平尾誠二、大八木淳史、元木由記雄・・・神戸製鋼のスタメンのほとんどは日本代表でもレギュラーだったと思います。当時は7年連続でリーグ優勝を果たしていた強豪で当時のラグビー社会人リーグは神戸製鋼が強すぎて「退屈」だった記憶があります(笑)
今現在から過去を振り返ってみると、彼らがプレーしてた「ラグビー」も現在のジャパンリーグワンと比べると秩序がないものでしたし、そして何より「マイナー」なスポーツでした。
スタジアムはいつもガラガラで客席にはアルコール臭いお父さん(笑)しかいませんでした。
私も東大阪市民でなければラグビーを意図的に遠ざけていたと思います(笑)

さて昔話は程々にして、あれから数十年が経過し、日本の「ラグビー」は大きく進歩したと思います。この8年間で2回のラグビーW杯での躍進を経て、着実にラグビーの人気が上がっていると感じています。
私たちも神戸に引越して以降はコベルコ神戸スティーラーズのファンクラブに入会して、神戸で開催される試合は可能な限りで現地観戦し、神戸開催以外のアウェイゲームは有料放送で観戦する、くらいラグビーは生活に馴染んでいるように感じています。
阪神タイガースを応援している熱量と同じようにコベルコ神戸スティーラーズの試合を観戦することで、良い事も悪い事も人生で共有できていると思います。
これはスポーツの素晴らしい一面。

なので今シーズンのコベルコ神戸スティーラーズの結果(リーグ9位)には少しがっかりしたかもしれませんが、それでチームを嫌いになったり怒ったりはしません。
むしろ地元(神戸)にプロのラグビーチームがあって、定期的にラグビー観戦できる事を幸運に思うくらいです。

そして、ジャパンリーグワンも4月23日で最終節という事で、私たちもスタジアムで観戦。しかも最終節が開催されるのは我らの懐かしの「花園ラグビー場」。

ジャパンラグビー リーグワン 2023 第16節 コベルコ神戸スティーラーズ vs 横浜キャノンイーグルス

花園ラグビー場」は2019年のラグビーW杯 日本大会を機に大型改修されたので、私たちが知っている小汚いスタジアムではありませんでした(笑)
今の「花園ラグビー場」は日本でも有数のラグビー専用スタジアムだと思います。

観戦しているお客さんも比較的で若い方がが多く、客席も埋まっていました。アルコール臭いお父さんも少しはいました(笑)が、彼らは少数派でどこか肩身が狭い存在に見えました。

そして何よりも感心したのがスタジアムの隣で開催されていた「ラグビー体験会」でした。

ジャパンラグビー リーグワン 2023 第16節 コベルコ神戸スティーラーズ vs 横浜キャノンイーグルス

スタジアムに隣接するグランド(しかも芝生)で①タックル、②ロングパス、③ゴールキック、④ハイパントキャッチを体験できるブースがあって、それを全て体験するとお菓子がもらえるという企画なのですが、各ブースに大行列ができる盛況でした。
私たちも参加させていただいたのですが、子供から大人まで幅広い年齢の方が大いに楽しんでいるように見えました。

ラグビーは野球やサッカーと比較すると、まだまだ「マイナー」だと思います。観戦人口もプレーする人口もまだまだ少なく、興行としては規模が大きくありません。
スタジアムで来客したお客さんを「試合」だけではなく、「試合」以外のイベントでも満足して帰ってもらう、という姿勢はとても共感できるものがあります。楽しそうにラグビー体験をしている子供達を見ていると、こういう草の根運動に大切さを思い知ります。

ジャパンラグビー リーグワン 2023 第16節 コベルコ神戸スティーラーズ vs 横浜キャノンイーグルス

さて肝心のコベルコ神戸スティーラーズの「試合」はと言うと・・・決して良いものではありませんでした。惨敗。後半の途中で帰路に立つお客さんも多かったです。

コベルコ神戸スティーラーズにとって苦しいシーズンになりましたが、私たちは毎年で「来年こそは・・・」と言う気持ちで応援しています。それは阪神タイガースに対する「アレ」と同じで全く失望したり、悲観するものではないのです。
ジャパンリーグワン最終節が終了したその瞬間から、来シーズンを楽しみにしています。

そして「楽しみにしている」と言う意味では今年2023年はラグビーW杯フランス大会の開催が迫っています。
コベルコ神戸スティーラーズからは具智元(PR)、小瀧尚弘(LO)、李承信(SO)、ラファエレ ティモシー(CTB)、山中亮平(FB)の5選手が日本代表として選出される可能性があります。

ラグビーに興味ない人も彼らの名前は覚えておいて損はないと思います。コベルコ神戸スティーラーズには若くて才能のある選手が多く在籍しています。
私たちは彼らが今年の秋にきっとフランスの地で躍進すると確信しています。