1. HOME
  2. ブログ
  3. 【古民家再生日記 着工1日目】はじまりはいつも雨

【古民家再生日記 着工1日目】はじまりはいつも雨

初めてこの物件に出会ったのは2018年12月のこと。たまたま通りかかった下祇園町の裏通りにポツリと佇んでいた古民家。何年も人が住んでいる様子はなく、ほとんど廃墟と化していた物件でしたが、どこか愛らしい佇まいに私たちはたちまちその魅力に惹かれました。

その後、かなりの紆余曲折(長くなるので割愛)を経て、この築70年以上の物件を購入。更にそこから約5ヶ月を経て、来たる2020年7月13日。この素晴らしき日にリノベーション工事を開始する運びとなりました。

2020年7月13日の朝。意気揚々と現場に向かってみると………梅雨のど真ん中。生憎の土砂降り。「大工」さんたちも作業着、ではなく雨合羽に包まれての着工スタートとなりました。

工事はまずは前オーナー様の残留物の処分から作業スタート。その量、トラックが2台分。

残留物をひとしきり運び終えると、部屋内の「解体」作業を開始。

「大工」さんたちがまず口にしたのは「これは解体し甲斐ある物件やわ」という一言でした。それもそのはず、この物件はほとんどが「土壁」で作られているのです。

ざらざらとした手触りが心地よく、どこか懐かしい雰囲気の「土壁」。劣化が激しく今回のリノベーションでは利用できない箇所が多いので、「解体」することになったのですが、最近は滅多にお目にかかることのないその様を「大工」さんたちは興味深そうに眺めていました。

前オーナー様が「どういった生活をしていたのだろうか?」と思いをはせながら…という余韻もなく、手際よく壁を壊しまくる「大工」さんたち。

前オーナー様には申し訳ないのですが…これが意外と楽しい。勉強になる。

6畳の和室、2部屋。12畳の空間の土壁と天井とあっという間に「解体」されました。そして解体が進むにつれて露わになってきたのは物件の天井。

予想以上に格好良い天井。これには「大工」さんも感心しきりで「歴史を感じる」とのお言葉をいただきました。

本日は2部屋の壁と天井の「解体」を終えたところで作業終了。わずか2部屋の作業でしたが、その中で物件の「品格」と「歴史」をしっかり感じることができた1日でした。