【古民家再生日記 着工5日目】いよいよ店舗スペースの解体が始まりました！

着工5日目。2階からスタートした「解体」作業も順調に作業が進み、本日より1階の北側、つまりは店舗箇所の「解体」作業が始まります。

前オーナーはこの1階北側の2部屋を有効活用しているという感じではなく、広めの入口、そして風呂という大雑把な使い方をされていました。広さにして12畳程度。初めてこの物件を内覧した時に考えたことは「このスペースを上手く使えるなら、この物件を購入するのも良いな」でした。そして最初に出てきたアイディアは「家賃5万円の賃貸」として貸しだそうというアイディアでした。トイレ・風呂あり、スーパーまで15秒。三ノ宮駅まで15分。家賃が5万円だったら借りる人いるでしょう、という発想だったのですが、本当に紆余曲折(話せば長くなりすぎるので割愛しますが)あって「カフェにしよう」という結論になりました。もちろん不安はありますし、周りの反対もありましたが、今は全く後悔もなく、ワクワク感が優っています。この12畳程度のスペースを「賃貸」にしていたら絶対に味わえないドキドキ感と充実感です。

本日も順調に「解体」、といきたいと所でしたが1階北側の作業を全て完了することはできませんでした。（写真を撮り忘れたのですが）風呂場や洗面台、あと給湯器など「解体」しにくい機材が部屋に配置されていると、単純に作業が難しくなるようです。

大工さん曰く、「細かく「解体」しているから時間もお金もかかるわな(笑) 今からでも思い切って全解体して新築にしちゃえば？」。その言葉を聞いて古民家をリノベーションすることの難しさを改めて感じました。ちなみに「解体」を「解体」屋さんに依頼したら、当物件くらいなら300万円から500万円くらいで全解体できるらしいです。ただし、大型機材を使えば、「2日もあれば更地のできる」とのこと。「全解体して新築にしようかなぁ」と一瞬だけ考えてしまいました(笑)

しかし、私たちはこの古民家の「風情」が気に入ってこの物件を購入したので全解体はしません(笑) 物理的に再利用できない箇所もあるのですが、出来るだけ今の古民家の「風情」を残したままでリノベーションできるように引き続き努めたいと思います。

前オーナー様にも敬意を込めて。