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【古民家再生日記 着工68日目】玄関の土間打ち

着工68日目。この現場も残すところで今日も含めて後は2日間です。私は明日は現場には合流しますが、お休みをいただいているのでリノベーション工事に関わるのは今日が最後です。建物はもう99%で完成しているので作業自体も軽作業がほとんどです。なので、ここ数日の私はあまり役に立っていません(泣)

本日は現場に「電気」「塗装」そして「左官」の3チームが合流しました。「左官」屋さんが前回に現場に合流したのは9月22日なので、約2週間ぶりの現場合流です。1日でも現場に参加しなかったら、建物は以前と全く違って見えるのに、2週間ぶりの現場となると「全く知らない」物件に見えていたと思います(笑) 「左官」屋さんは興味深そうに内装を見学されていました。

「左官」屋さんは本日は正面玄関の外の土間打ちに来ていただきました。

正面玄関を出てすぐのスペースはコンクリートなのですが、モルタルが薄く改修工事の課程でコンクリートが剥がれ落ちたり、バランスと見た目が悪くなってしまった箇所が多かったので、「左官」屋さんに改修していただきました。

「左官」屋が整地した土間は相変わらずで、水羊羹のように美しいです。

このコンクリートは明日の朝まで乾かせば完成です。よく駐車場などで猫の肉球がコンクリートに刻まれているのをよく見ますが、これは生乾きのコンクリート、つまりは今のような状態のコンクリートを野良猫が踏んで歩いたから、らしいです。

左官屋さん曰く「(今回に土間打ちした箇所は完全に建物の外なので)野良猫が歩く可能性はある」とのことです(笑) 明日に出勤したら正面玄関のコンクリートを確認して、まずは猫の足跡を探そうと思います。

「塗装」屋さんは玄関入口から2階へ上がる階段の「塗装」に来ていただきました。

この階段は改装前から板面がボロボロだったのですが、工事の課程で重い荷物を運搬したり、人の出入り(しかも土足)が激しかったので、さらに板面が傷ついてしまっていたのですが…

…ほぼ新築同様レベルまで綺麗に「塗装」していただけました。改修前から渋い階段だったのですが「塗装」でさらに渋みが増したと思います。

今回のリノベーション全体に言えることなのですが、「塗装」はかなり見た目に重要な役割を果たしていると思います。塗料に濃いめのカラーリングを選択したと言うのも1つの要因ですが、「塗装」屋さんがご多忙の中でも隙間時間で細かく現場を視察してくださり、丁寧に「塗装」いただけた結果だと思います。感謝です。

「塗装」屋さんとも話していたのですが、カラーリングと言う意味では奥さんのこだわりで、白色と濃色や木目を効果的に選択できていると思います。建物全体に「締り」を感じます。

写真は1階の店舗スペースです。こちらのカラーリングもシンプルに白色と木目の組み合わせだけなのですが、かなり気に入っています。

私は本当に軽作業だけだったのであまり役に立たなかったのですが(泣)、本日も無事に作業を完了。「左官」「塗装」チーム共に無事に工程を消化しています。

「電気」屋さんだけが少しだけ工程を遅らせていて、工期がギリギリらしいです。「電気」屋さんは本当に多忙の中で、現場に参加いただいているので申し訳無い気持ちと感謝でいっぱいです。

明日は「電気」「塗装」「左官」の3チームに加えて、「美装」屋さんが現場に合流予定です。「美装」屋さんが建物全体の清掃を終えたら、この建物は完成です。

明日で現場が終わってしまう寂しさもありますが、今は建物が完成するワクワク感の方が優っています。そして、それ以上に「今から明日の朝までに引越し準備の箱詰めを夜通しでしなければいけない」という義務感と焦りが頭のほとんどを占めています(泣)