2023年 新年のご挨拶
皆様、新年明けましておめでとうございます。
旧年中は格別のご厚情を賜り、誠にありがとうございました。
地域の方々の暖かいご支援、たくさんのお客様との出逢い支えられ、心より感謝申し上げます。
昨年は12月23日に無事、2022年の営業を終了することができました。
2020年にこの店を開店してから、3度目の新年を迎えることを嬉しく思っています。
2021年はコロナ禍の影響もあり、臨時休業の期間が長かったので実質で営業したのは8ヶ月くらい。2022年は臨時休業も(ほぼ)なく、1年間を通じて開店した初めての1年となりました。
と言っても2022年もコロナ禍の影響は多大で、決して満足いく数のお客様を振舞えた、とは言えないと思います。
第6波、第7波、第8波・・・どこの店舗も同じかと思いますが、新型コロナウィルスの感染者数が増えれば客足は遠のく。少し感染の波が小さくなれば、また客足が戻ってくるのですが、その頃にはまた次の新型コロナウィルスの波がやってくる。客足が遠のく。それの繰り返しです(笑)
それに加えての2022年の物価高騰。当店は同じメニューを毎日で提供している訳ではないので、原価が高騰しすぎた商品は提供しない、という対処が取れるので、提供価格を変更することなく、運営できていますが、これは当店にとっては由々しき問題ではあります。
他店舗でよく見るように商品の提供価格をいくら上げれば問題が解決するのかもしれませんが、では近い将来に物価の高騰が収まり、従来通りの仕入れが実現した場合は、商品の提供価格を元に戻すのか?となったら、その可能性は低いであろうと考えます。
であれば、当店では可能な限りで商品の提供価格を維持する、という選択をしたのですが、この決断が将来に良い結果をもたらすかどうかは正直、わかりません。
私たちは、こういう状況に心が折れるようなことは無いのですが、「店舗経営」という意味では改めて難しさを覚えた1年となりました。
ただ、「石の上にも三年」とはよく言ったもので、3年も継続して事業を継続していると、店舗の認知度のようなものは(まだまだですが)広がってきていると感じています。
分かりづらい立地に店舗があるので「入店しにくい」というお声はよくいただくのですが、それでも当店に入店されるお客様は、そのほとんどが好奇心が旺盛で私たちにとっても興味深い方々ばかりです。
私たちがよく話すのですが、「お客様に良い人が多い」から3年を継続できた、というのは常々で感じております。
また平野エリアでもこの3年間で変化が増えたと感じています。
NATURE STUDIOを筆頭に若い人でも満足できるコンテンツが増えてきたと感じています。近隣にもお洒落なカフェが増えて、店舗運営をしている人間としても、平野に住む1人の住人としても嬉しく思っています。
当店に来店されるお客様は比較的で若年層の方が多いのですが、3年前と比べると、若いお客様が増えたと感じています。平野エリアへの若い人材の流入がきっと増えているのだと思います。
サラリーマンをしていた時とは違って、街の変化に敏感になっているのは自分自身でも興味深く思います。
そして、平野エリアは確実に変化してきています。これからどう変化していくかは予測できません。
平野エリアがどう変化するのか?当店は可能な限りで見届けるつもりです。「石の上にも三年」と申しましたが、また次の3年後を今から楽しみにしています。
そのために、この1年つまりは2023年が私たちにとって重要な1年となるのは間違いありません。ただ「石」に座ってしがみつくだけではなく、私たちにとって重要な「土台」を作れる1年にしなければいけません。
お客様にとって、またこのエリアにとって重要なコンテンツとなれるように精進いたしますので、どうかご贔屓によろしくお願いいたします。
またご報告なのですが、2022年の年初の挨拶で店舗前の私道の舗装について告知させていただいたのですが、まだ着工できていません。
空き家調査に時間がかかってしまい工事の申請に時間を要してしまいました。もう間も無く私道の舗装の準備が整う予定です。今年の春までには皆様に「良い報告」ができるかと思いますので、もう暫しお待ちいただけますと幸いです。
当店にとって2022年はオンラインフード注文や地元中学校との連携で職場体験「トライやるウィーク」への参画など、今までに経験したことない体験や出会いも多くあった1年だったと思います。
2023年も新しい体験や出会いが多く訪れることを私たち夫婦は望んでおります。
当店は少し長い正月休みをいただいておりますので、2023年の営業は1月5日(木)からとなります。
世間では新型コロナウィルスが引き続きで猛威をふるい、まだまだ不安な日々が続きますが、どうか本年もご贔屓のほどをよろしくお願い致します。